本記事では、
来年度から始めるプロジェクトを紹介します。
その名も
「カンボジアドリームスクール」です。
前編、後編の2部に分けて
紹介させて頂きます。
前編は、今展開し来年度から
プロジェクト化するもの。
後編は、地方での挑戦です。
♦︎プロジェクト紹介
2018年8月に
プノンペン 市内のトゥールトンポン地区で開始
来年度に寄付支援型のプロジェクトとして運営する
◇ソルティーロサッカースクールカンボジア理念
「夢や希望を与える存在であること」
◇スクールビジョン
「カンボジアから
世界で活躍する人材を輩出する」
◇プロジェクト 目標
「サッカーをしたい人がサッカーをできる」
→機会格差をなくすこと
「習い事の文化を浸透させること」
「自律した人間を育てること」
◇実現する社会
「正しい努力をした人が正しい評価を受ける社会」
→努力が報われる
「相手のことを考えられる社会」
「カンボジアの人々が夢や希望を持てる社会」
これまで私たちは、
*経済的に恵まれた生徒に対して
サッカーレッスンを提供してきました。
噛み砕くと、
親がいくらでも
教育機会を与えられる生徒です。
しかし、
原点に戻ると
弊社理念というのは、
カンボジアにいる全ての人が対象です。
大きく言えば全世界の人たちに対して
夢や希望を与える存在になることです。
ソルティーロでサッカーを経験した子供が
学んだことを活かして将来世界で活躍し、
カンボジアやそれぞれの国に還元してくれれば
それが本望となります。
ソルティーロがカンボジアで事業をする意義
僕がカンボジアで事業をさせてもらう意味
答えはシンプルで、
全ての子供に対して、
サッカーを通して成長して欲しい
幸せになって欲しい
これだけです。
そんな中、
8月にオフィス近くの地区で
「ローカルスクール」としてスタートしました。
◇特徴
●カンボジアコーチによる
カンボジア人のためのサッカースクール
→外国人コーチは基本参加しません
●ソルティーロの研修を受けたコーチ
●技術よりも教育にフォーカス
→ゴミ拾いからスタート
礼で始まり礼で終わる
●低価格 1レッスン 2ドル
→無料にはしない
コーチ、生徒の双方がコミットできるため
感謝をしたり、感じることができる
◇レッスン詳細
レッスンは土日の週2回
5歳から12歳を3つに分ける
1レッスン 1時間
開校2週間は、宣伝広告とマーケティングを兼ねて
無料トライアルレッスンにしていました。
1日あたり50人を超える生徒が参加、
4レッスンで200人以上をコーチングしました。
◇無償から有償へ
開校前から有償にすることは決まっていました。
実際、
1レッスン2ドルにすると
参加生徒が3分の1に減りました。
会場には来るものの、
お金が払えないので見学する生徒もいます。
ここについては、
来年度からどういう形にするか検討しています。
ポリシーとしては、
100リエルでもチャージする気持ちです。
◇コーチ不足と育成
本プロジェクトは、
子供達のためだけではありません。
生徒に教えるコーチへの教育も兼ねています。
要するに、
ここは
「人をつくる場所」です。
サッカースクール事業では、
間違いなく 「コーチ」が商品であり
核になります。
理想の生徒像は、
理想のコーチ像でもあります。
自分で考え、自分の言葉で相手に伝えること。
弊社では、英語と日本語を用いますが
コーチの多くは、王立プノンペン 大学出身で
中には日本語学科の学生もいます。
月に1度、コーチたちとミーティングをします。
生徒たちが毎日勉強するように
コーチたちも毎日日誌を1ページ以上書きます。
生徒に教える人が
教えることを体現していないといけません。
日誌を書くこと
毎日書くこと
これらが大切です。
相手のことを考えて書くこと
小さなことの積み重ねが大きい成功に繋がる
僕の願いとしては、
たかがコーチかもしれないが、
ソルティーロを通して
コーチを超えて、
自律した人間へと成長して欲しいと思ってます。
彼らは今、
必死についてきてくれています。
なぜなら、彼らには
「夢」があるからです。
◇課題
●価格
1レッスン2ドル
これは適正価格なのか?
無料→有料で3分の1に減少
見学する生徒がチラホラ
無料→50人
2ドル→20人
プロジェクトの意義を考えると、
生徒数が大切です。
ここでもう一つ大切なのは、
価格を下げること以外に
価値を上げるために出来ることはないのか?
これをコーチ達に問います。
コーチング
生徒との関係
保護者との関係
サービス
理想は、価格を下げないで
価値をあげて認めてもらうことです。
価格変更については検討中ですが、
スポンサー企業様の協力によっては
下げる方向でいます。
60円程のインスタントヌードル
●練習メニュー不足
カンボジアのコーチに
練習メニューを考えてもらっています
時々日本人コーチが
参加してメニューの共有をしていますが
それでもメニューストックは少ないです。
エクセルで目的ごとに
練習メニューを作成し
データ共有は可能です。
ただ、コーチ達はパソコンを持っていない
「蓄積と共有」
暫定ではエクセルでまとめ、
プリントして共有が
解決策になりそうです。
この課題の優先度は
他に比べて低いですが、
生徒満足度と成長や好奇心を
止めかねないです。
●評価する機会がない
普通であれば、
試合があって
親に見てもらう
コーチに見てもらう
相手に見てもらうことで
成長を実感できます。
親も子供の変化を
目で見ることができます。
現在は練習のみで
試合はありません。
また、セレクションもなく
スペシャルクラスもありません。
頑張った生徒が優遇されることもありません。
皆勤の生徒、
ずば抜けて真面目な生徒、
→居残り練習や練習1時間前に来る
など
そんな生徒たちには
もっと高いレベルや優遇を受けて欲しいです
→
定期的な試合
→
スペシャルクラス開設
これらを進めていきますが、
課題山積みです。
まずは機会格差を無くすこと。
♦︎最後に
本田さんと議論したことがあります。
「子供達に先の世界を
見せてあげるようにすること」
この2ドルを払うことによって
何が得られるのか
何になれるのか
2ドルを払って
なりたいものになれたり
成長できるとわかっているなら
喜んで払うでしよう。
本田さんであれば、
日本からオランダへ行ったこと、
ロシアからイタリアのミランで10番を付けたこと
それによってどんな華やかな生活になったか
周りが変わったのか
それをカンボジア代表選手に伝えています。
カンボジアの子供に対しては
どうだろうか?
何を見せてあげられるだろうか?
夢を持って信じてもらえるだろうか?
まずは、
ソルティーロアンコールも含めて
カンボジア全体で
いちはやく、
一流の人材を輩出すること。
それがサッカーであれば最高である。
そうしなければ
誰も目指さないから。
そんな一流の人材が
このプロジェクトから
生まれることが望ましいが、
とにかくまずは
一流がどこでもいいから
生まれて欲しい。
本プロジェクトは、寄付で成り立ちます。
もちろん、
協賛企業様から頂いたスポンサー金は、
全額カンボジアの子供に使わせてもらいます。
*プロジェクトとは別のスポンサーもあり
前編はここまでになります。
後半は、プロジェクト内にある
もう一つの挑戦です。
◇プロジェクト 責任者
カンボジア人コーチ達
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